My life in Mexico City

2018.2.28にメキシコに引っ越しました。ゆるゆると更新します。

メキシコシティで思うこと。

メキシコシティに到着して、2週間が経ちました。

言葉も分からない中で、新しい仕事で、

気の休まらない日々が続いています。

写真をあげる余力がないけど、気づいたことを少し書きます。

 

メキシコに来る前、「スリや物盗りに気をつけて」から、

「強盗や殺人に気をつけて」「物を盗られそうになったら素直に渡して」など、

たくさんの忠告をインターネットから拾っていました。

メキシコに来てから、少しでも人通りが多くなると気が抜けず、

リュックをすぐ前にしてぎゅっと抱きしめる日々。

そして思ったこと、あれ?そうでもない…?

 

もちろん、人通りの多い場所ではスリが多いです。

後ろのポッケにあいほんを入れようもんなら、多分すぐに盗られます。

でもそれなら、後ろのポッケに入れなければいい、それだけ。

 

朝通勤路を歩いていて思うこと、

今私が怪しいと思った、私の後ろを通り過ぎて行った人も、

その人の人生があって、その人の暮らしがあるということ。

ただ単に仕事に急いでて、少し距離が近くなっただけかもしれない。

本当は私の荷物に目もくれてないかもしれない。

でも先入観で、見られてるんじゃないかって思ってしまう私がいること。

 

行きしな、帰りしなのバスの中は、本当にもみくちゃで、

降りたい駅でも人が降り口で通せんぼして全く動かないのが日常茶飯事。

でもその傍ら、我先にと座った女の人がおばあちゃんを目にした瞬間、

「ほらここに座って」と席を立つ姿とか、

「ここ何の駅ですか?」って聞かれると、快く答える姿とか、

微笑ましいこともたくさんある。

 

それより何より思うことは、「生きる」ことへの執着の強さ。

貧富の格差がすごくて、物乞いをする人もたくさんいるし、物盗りも多い。

でもみんな、「生きる」ことに執着してる。

日本みたいに、死んだような目をして歩いてる人はほとんどいない。

生きるために物を盗るし、転売もする。

それがいいことかどうかは置いといて、でもそれが生きる手段の人もたくさんいる。

そして、とても些細なことでよく笑う。

心は日本人より豊かなんじゃないかって本気で思うことがよくあります。

こんなにギラギラと「生きたい」っていうエネルギーを感じることは、

日本にいるとあんまりなかったんじゃないかなあって思います。

 

もちろん気をつけることは大切なんだけど、

私ももう少し肩の力を抜いて生きてみたいと思い始めました。

私はまだスペイン語も全然わからないし、

仕事をし始めてすぐだから、私の周りの人がよく言う

「メキシコ人は我儘だ」ということを身を以て感じたこともまだないので、

これからフラストレーションもいろいろ感じるのかもしれません。

でも今のところ、少なくとも今のところは、

一緒に住んでいるメキシコ人はとても気のいい人ばかりで、

いつも帰ってくるとスペイン語を教えてくれるし、

物を盗られたことはないし、ご飯もそこそこ美味しいし、

水道水でお腹壊したりもしてないし、大気汚染はひどいけど、

自分が想像していたメキシコライフとは結構いいように違ったなぁと感じます。

 

明日はこっちに来てから4度目のテオティワカン

世界三大ピラミッドのありがたみなし!

でもテオティワカンって、未だにこの文明を築いた人たちが

どこに消えてしまったのか、解明されてないんです。

どうやって、あんな巨大なピラミッドを作ったのかも。

さすが、神々の住む場所と呼ばれるだけあるね。

 

は〜ねむ。寝ます。

 

読んでくれた方々、ありがとう。